鹿角市の山林 捜索中の警察官2人 クマに襲われけが
05月18日 16時30分

18日午後、鹿角市の山林で、「倒れている人がいる」との通報を受けて捜索にあたっていた警察官2人がクマに襲われ、けがをしました。
けがの程度は分かっていませんが、2人とも命に別状はないということです。

警察によりますと、18日午後1時ごろ、鹿角市十和田大湯の山林で、鹿角警察署の20代と40代の男性警察官2人がクマに襲われました。

20代の警察官は顔や両肩に、40代の警察官は両腕や足などにけがをしていて、いずれも鹿角市内の病院に搬送され治療を受けていて、けがの程度は分かっていませんが、会話ができ、命に別状はないということです。

2人は18日朝、山を管理する男性から「山で倒れている人がいる」との通報を受けて、正午ごろから消防など7人とともに山に入って、捜索していた最中にクマに襲われたということです。

現場は、十和田湖の南側に位置する青森県との県境に近い山林で、付近では今月15日から64歳の男性が山に1人で入ったまま行方不明になっているほか、18日午前にも山菜採りに入った60代の女性の行方が分からなくなっています。

警察は、付近をパトロールするとともに、山に入る時は複数で行動するほか、鈴やラジオを鳴らしたり、クマを撃退するためのスプレーを携帯したりするなど、クマへの対策を徹底するよう呼びかけています。

https://www3.nhk.or.jp/lnews/akita/20240518/6010021075.html