ゆりやんレトリィバァ、映画監督デビューへ カンヌで意気込み語る
「孤狼の血」シリーズのプロデュースなどで知られる紀伊宗之氏が代表を務める「K2 Pictures」が5月18日(現地時間)、仏カンヌで映画製作ファンド「K2P Film Fund I」の成立を発表。紀伊氏は共に映画製作を進める三池崇史監督、西川美和監督、新人映画監督として参戦するゆりやんレトリィバァと会見した。
コメディアンとしてだけでなく、4月にアメリカで開催された世界最大級の音楽フェスティバル「コーチェラ」にサプライズで登場して話題を呼んだゆりやんは、「数年前に、朝のテレビ番組で『映画監督になりたい』と言ったのをたまたま、K2 Picturesの高橋大典プロデューサーが見てくださっていて声をかけてくれました。
ずっと抱いていた夢をこんな風に叶えていただけるんだ! と思いそれからいろんなところで言うようにしています(笑)。K2 Picturesには感謝してもしきれませんので、絶対に恩返しできるように頑張ります!」と喜びを語った。
そして、「12月にアメリカに引っ越して芸人として活動しようと決めまして、芸人だけでなく世界に映画監督として作品を届けられるように頑張りたい」と活動の拠点をアメリカに移すこともあわせて宣言した。
ゆりやんは、監督として大先輩である三池、西川に「(映画監督として)一番必要なことを教えてください!」と質問。三池が「まずは絶対後悔しないように。成功するかおもしろいものになるかやってみないと分からないし、興行的にも映画祭などでも評価されるかは分からない。自分の面白いと思うものを後悔しないように作るのは絶対に必要だと思います」と熱く説けば、
西川も「難しい質問ですが、たくさんの人と関わる映画作りは厳しくとも豊かな仕事だと思います。ゆりやんさんの才能だけでなく、多くの人たちの力を借りてチームで作っていくのが大事なことだと思います」とアドバイスを送った。ゆりやんは、「おふたりからの言葉を受けて、クリント・イーストウッドならぬ、ユリント・イーストウッドになります!」と意欲をみなぎらせていた。
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