https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240628/k10014494991000.html
米軍関係者の性暴力事件相次ぐ 海兵隊兵士も 性的暴行で起訴
沖縄県で先月、アメリカ海兵隊の上等兵が県内の女性に性的暴行をしようとしてけがをさせたとして今月起訴されていたことがわかりました。沖縄県ではアメリカ空軍の兵士が少女に性的暴行をしたとして起訴されていたことが明らかになったばかりで、アメリカ軍関係者による性暴力事件が相次いで発覚する事態に県民の間に怒りや悲しみが広がっています。
起訴されたのは、アメリカ海兵隊の上等兵ジャメル・クレイトン被告(21)です。
起訴状などによりますと、クレイトン上等兵は先月26日、沖縄県内で面識のない成人女性に性的暴行をしようとしてけがをさせた罪に問われています。
女性は抵抗し、上等兵はその場から立ち去っていましたが被害者から通報を受けた警察が見つけ、アメリカ軍基地の外で逮捕したということです。
その後、今月17日に那覇地方検察庁が起訴しました。
県内ではアメリカ空軍の兵士が、去年12月、面識のない16歳未満の少女をわいせつ目的で自宅に連れ込み性的暴行をした罪で起訴されていたことが今月25日に明らかになったばかりで、沖縄県が「基地と隣り合わせの生活を余儀なくされている県民に不安を与えるものだ」などと、県に連絡がなかったことを含めてアメリカ軍側に抗議しました。
全国のおよそ7割のアメリカ軍専用施設が集中する沖縄県では、アメリカ軍関係者による事件が繰り返し起きていて、性暴力事件が相次いで発覚する事態に県民の間に怒りや悲しみが広がっています。
県に28日朝まで連絡なく
沖縄県によりますと、28日に明らかになったアメリカ海兵隊の上等兵による性的暴行事件について、28日午前10時ごろに沖縄防衛局からメールで概要が伝えられるまで、県には連絡がなかったということです。
この事件については28日朝、地元紙が報じていて、県によりますと、沖縄防衛局から28日午前6時ごろ、「事件について情報収集をしている」という内容のメールが届いたということです。
そして、およそ4時間後の午前10時ごろ再びメールが届いて、事件の概要が伝えられたということです。
また、県から外務省沖縄事務所と県警察本部に対し、午前8時10分ごろに事件についてメールで問い合わせましたが、午後1時現在、返答はないということです。
アメリカ空軍の兵士が少女に性的暴行をしたなどとして、ことし3月に起訴された事件では、沖縄県への連絡が起訴から3か月近くたった6月25日になったことについて、県が27日にアメリカ軍に抗議したほか、外務省などに通報体制の見直しを求めることを検討する考えを示していました。
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