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「親中・反中」からの脱却を、中国外交で続く日本不在

ドイツの多国籍企業の中国法人幹部と先日会った時、興奮気味にこんなことを言われた。「首相が来るとやっぱり全然違う!」

ドイツのショルツ首相が4月に2度目の訪中をした時のことだ。同社の最高経営責任者(CEO)も首相に同行し中国の李強(リー・チャン)首相をはじめ主要経済閣僚らと会談した。

その際、自社の要望を書面で手渡したところ「翌日には連絡が来て、却下されたはずの製品認可がすぐ下りた」(幹部)。別の製品も税関手続きの簡素化が進むという。「さすが『人治』の国だ」と感心した。

世界ではロシア支援や過剰生産問題で中国への風当たりは強まる一方だが、各国と中国のコミュニケーションは加速している。

米国はブリンケン国務長官やイエレン財務長官、レモンド商務長官らが相次ぎ訪中し閣僚協議を重ねる。フランスも習近平(シー・ジンピン)国家主席の5月の訪仏や2023年のマクロン大統領の訪中で首脳同士の交流をアピールした。

ひるがえって日本は没交渉ぶりが目立つ。閣僚の訪問は23年4月の林芳正前外相以降は途絶えたまま。5月の大型連休といえば国会議員の訪中が相次いだものだが、今年は1人だけで公開行事もなかった。

中国との交流が他国にはあって日本とはない。その機会損失は大きい。2国間関係の希薄化も問題だが、「中国の生の情報が他国にはあって日本にはない」という格差を生むためだ。

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGM265750W4A620C2000000/

中国 オーストラリアに対し一方的にビザ免除へ
https://www.jiji.com/sp/article?k=3525058&g=cgtn
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