【ソウル聯合ニュース】北朝鮮が金日成(キム・イルソン)主席の生まれた1912年を元年とする「主体年号」の使用をやめたことが17日、確認された。
金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長(朝鮮労働党総書記)が祖父の威光から脱却し、自身を偶像化するための試みと受け止められる。
北朝鮮は12日夜以降、声明や談話に主体年号を用いていない。
金正恩氏の10日の談話や11日夜に出された外務省の「重大声明」には「主体113(2024)」と明記されたが、正恩氏の妹の金与正(キム・ヨジョン)党副部長が12日夜に出した談話には主体年号がなく、「2024年」と記されている。その後に出された与正氏の談話や15日の朝鮮人権研究協会の談話にも西暦だけが記されている。
朝鮮労働党機関紙、労働新聞では、12日付の紙面とホームページには「主体113」と記されているが、13日以降は紙面とホームページに主体年号が示されず、西暦だけが記されている。