留守番の小学生女児らを狙った性的暴行を繰り返したなどとして、住居侵入や強姦致傷などの罪に問われた元病院職員、
柳本智也被告(28)の裁判員裁判の初公判が14日、大阪地裁(伊藤寛樹裁判長)で開かれた。

被害者10人のうちの1人について審理が行われ、被告は起訴内容を認め、「私の身勝手な行いで多大なご迷惑をかけ、精神的苦痛を与えたことを大変申し訳なく思っています」と謝罪した。

弁護側は残りの事件も、被告は起訴された事実関係を全て認めると述べた。

この日に審理されたのは、被告が最初に犯行を行ったとされる平成28年3月の事件。

検察側の冒頭陳述などによると、大学生だった被告は、電気工事業者を装って小学生女児宅に侵入。

泣いて嫌がる女児を「黙らなお前殺すぞ」と脅し、暴行を加え、けがをさせた。

写真も撮影し、「(被害を)一言でもいったら友達に見せる」などと口止めした。

被告はこの犯行に踏み切る前に約1カ月半にわたって、女児や家族の外出や帰宅の時間を確認。スマートフォンに記録し、犯行機会をうかがっていた。

犯行後には女児に「ずっと見ているから」などと言い残したといい、法廷では、女児の母親が「何年も犯人が逮捕されず、その言葉がずっとのしかかっていた」と苦悩を述べた供述調書も読み上げられた。

起訴状によると、被告は28年から逮捕直前の令和4年7月、同様の犯行などを繰り返したとしている。

他ソース
https://www.fnn.jp/articles/-/813968

小学生10人に性的暴行を加えた罪などに問われている男の裁判員裁判が始まり、男は、起訴内容を認めました。

柳本智也容疑者(28)は、2016年から2022年にかけて、大阪府内の集合住宅の一室で、小学生の女の子あわせて10人に性的暴行を加えるなど複数の罪に問われています。

初公判で柳本被告は、9年前、女の子1人に性的暴行を加えけがをさせた罪などについて「間違いありません」と起訴内容を認め被害者に謝罪しました。

検察側は「1カ月半前から被害者や家族の行動を確認し、1人で留守番しているところ犯行に及んだ」と指摘。
弁護側は「被告人は重い罰を受ける思いで裁判に臨んでいる」と述べました。

https://www.asahi.com/sp/articles/AST1G226PT1GPTIL007M.html
女児が自宅玄関のカギを開けた時に押し入り、カッターナイフを突きつけて「泣いたら殺す」「大きな声を出したら刺すぞ」などと脅す手口が多く、暴行の様子はスマートフォンで撮影していたという。