パーソルキャリア(東京・港)は5日、転職サービス「doda(デューダ)」で求職者の個人情報を不適切に公開したと発表した。求職者自ら個人情報を非公開とする「ブロック」設定した企業が当該情報を閲覧できる状態だった。対象は企業が求職者を直接スカウトするサービスを利用する5万1249人分。開発時の検証不足が要因とした。
対象期間はスカウトサービスを開始した2016年1月19日から25年2月2日。企業からスカウトメールも送信できる状態だった。1763人分は実際にブロック企業からの閲覧履歴が確認された。
登録者の個人情報は、年齢や性別、最終学歴のほか、登録者が公開設定していれば勤務先の会社名などの直近の職務経験が含まれる。氏名や生年月日、電話番号、メールアドレスは企業へ開示されていない。サービスの最終ログイン日などの転職活動の状況も公開していれば、ブロックした企業が確認できる状態だった。