福井県が大阪市で4月に開幕する大阪・関西万博の入場券を県内の全小中高生に無償配布することが2月8日、関係者への取材で分かった。
本年度2月補正予算案と2025年度当初予算案に計約1億4千万円を計上する方針。
万博で展示される最先端の技術や世界各国の文化の体験を通じ、将来への夢や希望を抱いてもらう狙い。
県内の全児童生徒に万博の「チケットID」を配布し、ウェブ上で入場登録手続きをしてもらう。
交通費や家族の入場券は実費負担となる。
このほか、校外学習で万博訪問を予定する公立小中学校にも希望人数分のチケットIDを配る。
財源は地方創生に取り組む自治体に配分する国の交付金を充てる。