
西東京市にある寿司店で、店の前に準備された青いケースの貼り紙には「イワシ1尾10円」の文字がありました。
物価高が続く中、なぜ破格の安さで提供できているのでしょうか?
イワシが水揚げされたのは、神奈川県の三浦半島。
9日は30kgほどだったという漁獲量が、11日はその200倍の6トンを超えたといいます。
この漁港から魚を仕入れている東京都内の寿司店では、この大漁を祝うため定休日を返上。
仕入れたイワシを1匹10円で販売する大盤振る舞いに打って出たのです。
田無漁港直売所 早津茂久社長:
お祝いみたいなもの。ばーっと入ってきたので、「これは祭りだ」ということで、仕入れてきた。
仕入れたイワシは25kg、400匹ほどになるといいます。
この“とれすぎ”臨時セールを、店はSNSでPR。
店内でもイワシの特別メニューを大急ぎで準備していました。
物価高にうれしい10円イワシの大セール。
お客さんは「バス乗ってて(店の前を)通ったら10円って書いてて。イワシのつみれ汁にしようと」「10本で1000円かと思ったら100円。なにか悪い気がしますね。なんでも物価高でしょ、ほんと助かります」「20本、200円でした。お得ですね。きょうの分はとりあえずお刺身。ネットでさばき方調べて」「50本よ。500円です、すごく安いよね。こんなことないよね、今の物価高でね」と大喜びです。
大好評の10円イワシは、およそ1時間で完売となりました。
https://news.yahoo.co.jp/articles/4170365318b4a21520e2bc9d14864285201c804a