
令和ロマン・高比良くるまさんも「任意聴取」報道、オンラインカジノは「グレー」ではない
https://news.yahoo.co.jp/articles/5b3174e170379996466a20ebbc1ad174a4ead937
1. 事件の概要
- 複数のタレントがオンラインカジノで賭博した疑いで警察に任意聴取された。
- タレントの中には「とろサーモン」の久保田かずのぶさんや「令和ロマン」の高比良くるまさんが含まれる。
- 高比良くるまさんは関与を認め、「グレーだと思っていた」と説明。
2. オンラインカジノの法的位置づけ
- オンラインカジノは「グレー」ではなく、賭博罪に該当し違法である。
- 違法であることを知らなくても犯罪は成立する。
3. 刑法における賭博罪
- 単純賭博罪(刑法185条):オンラインカジノでお金を賭けて遊んだ場合に適用される。罰則は50万¥以下の罰金または科料。
- 常習賭博罪(刑法186条1項):反復して賭博行為をする習癖がある場合に適用される。罰則は3年以下の懲役。
- 常習性の判断:賭博行為の種類、賭けた金額、期間、回数、前科の有無などを総合して判断される。1回の賭博でも常習性があると判断される場合がある。
4. 法律の無知と犯罪成立
- 刑法38条3項本文によれば、法律を知らなかったとしても罪を犯す意思がなかったとはならない。
- オンラインカジノが違法だと知らなくても犯罪が成立する。
=専門用語解説
・任意聴取:警察が被疑者や参考人から任意で事情を聞くこと。強制力はない。
・単純賭博罪:賭博行為そのものを処罰する罪。賭博場を開いたり、賭博をした場合に適用される。
・常習賭博罪:賭博を反復して行う習癖がある場合に適用される罪。単純賭博罪よりも重い罰則が科される。
・科料:軽い刑罰の一種で、罰金よりも少額の金銭を納めることを命じられる。