
千葉県LGBTQ相談、半年で電話15件 メールわずか10件 予算は10倍の1千万¥に
https://www.sankei.com/article/20250216-TXSVQDQGKZNVTM4GLSI4RLG7C4/
1. 相談窓口の設置と利用状況
- 千葉県は2024年8月からLGBTQなどの性的少数者を対象に電話とメールでの相談窓口を設置。
- 半年間の相談件数は電話15件、メール10件と少なかった。
2. 予算拡充
- 県は相談しやすい環境を整えるため、令和7年度当初予算案に前年度の10倍となる1千万¥を計上。
- 具体的な内訳は、人件費約300万¥、LINEの専用システム導入・運用費約400万¥、研修費約300万¥。
3. 相談体制の強化
- 現在の相談日数や時間が少ないと判断し、体制を強化。
- 責任者1人、相談員3人に増員し、毎週1回、4時間ずつ電話とLINEを活用した相談を開始。
4. 県議会の反応
- 予算の多さを問題視する声が上がり、特に「有志の会」の折本龍則氏が相談件数の少なさと人件費の高さを指摘。
- 今後の稼働状況を注視する必要があるとの意見が出た。
5. 背景と目的
- 相談窓口は熊谷俊人知事が推進した「多様性を尊重する条例」が2024年1月1日に施行されたことを受け設置。
- 性的指向や性自認に関する悩みや不安に対応し、性的少数者が生きづらさを感じずに暮らせる環境を目指す。
=専門用語の解説
・LGBTQ:性的少数者の総称で、レズビアン(Lesbian)、ゲイ(Gay)、バイセクシュアル(Bisexual)、トランスジェンダー(Transgender)、クィア(Queer)またはクエスチョニング(Questioning)の頭文字を取ったもの。
・性的指向:個人がどの性別に恋愛や性的な関心を向けるかを指す。男性、女性、両方、またはどちらでもない場合がある。
・性自認:自分自身がどの性別であると認識しているかを指す。生物学的な性別と一致しない場合もある。
・LINE:無料通信アプリの一つで、メッセージや音声通話、ビデオ通話が可能。