
ミラノ・コルティナ冬季五輪の開幕まで1年を切った。出場権獲得に向けた戦いが始まる中、東京都大田区内の町工場が協力して製造したボブスレー用のそりも、初の五輪出場を目指している。関係者は「今度こそ大舞台に」と改良を続けている。(塚本康平)
https://news.biglobe.ne.jp/domestic/0217/ym_250217_4887022797.html
バリオラ選手に下町ボブスレーの提供を始めたのは、22年北京五輪の直前だ。切削や研磨といった町工場が持つ技術を集結して開発したそりは、これまで日本やジャマイカの選手が使用してきた。しかし、14年ソチ、18年平昌ピョンチャン大会では、他国製の方が優れているなどとして採用が見送られた。
3度目の挑戦となった北京大会では、バリオラ選手が出場権を獲得できなかった。それでも、「ここまで来たら五輪に出るまでやめられない」と途中で投げ出す企業はなかった。
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