
【ウィーン共同】オーストリア南部フィラッハで15日、シリア人難民の男が通行人をナイフで刺殺した事件で、男が中国系動画投稿アプリ「TikTok(ティックトック)」を通じ過激化したとみられることが17日、検察への取材で分かった。
検察によると、男の携帯電話を解析した結果、昨年11月からティックトックでイスラム教に関する動画を見始め、その内容が急激に過激化していったという。男は過激派組織「イスラム国」(IS)に忠誠を誓っており「(犯行中に)警察に撃たれることを望んでいた」とも供述した。
男は2021年1月にウィーンで難民申請が認められた後、フィラッハに移り、アパートに住みながら新聞販売員として働いていたという。事件では少年(14)が死亡、5人が重軽傷を負った。
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