>>982 赤ん坊を銃剣で突き上げたかどうかは知らんがクリークに投げ込んでたぞ
塩野雅一著『還ってきた軍事郵便』より。
部隊は常熟、無錫、常州、丹陽と、逃げ足の速い敵を追って進撃するのであるが、途中無錫の街で見るべからざる情景を、この眼で見てしまった。何処の部隊か定かではないが、一兵士が一才にも満たない赤子を両手で高くさし揚げて、どうするのかと思ったらかたわらのクリークへ、こともあろうに投げこんでワイワイ騒いでいるのである。
常熟から無錫、常州、丹陽と進撃して行くその街々には敗残兵の遺棄死体に混って、現住民男女の死体が散乱していた。その死体のなかの女性たちは下半身を裸にされて、こともあろうか、その局部に棒ぎれや竹筒が突込んであるのを私は馬上から、この眼で数回も見た。全く目を覆いたくなるような、非人道的な惨状である。
(P53~P54)