兵庫県議会百条委の奥谷委員長「3月上旬の報告書提出目指す」 “黒幕文書”流出問題で県警に被害相談することも明らかに
2/18(火) 20:03配信ABCニュース

 兵庫県の斎藤知事らを告発した文書について調査する県議会の百条委員会は18日、調査報告書のとりまとめに向けた2回目の「協議会」を開き、奥谷謙一委員長は3月上旬の報告書提出を目指す考えを示しました。

 協議会は18日午後に非公開で開かれ、県議会各会派の意見を奥谷委員長が集約した「統合案」をもとに、意見の隔たりを埋めるための協議が行われました。

 百条委員会は、斎藤知事らを内部告発した文書の調査結果を、18日から来月26日まで開かれる県議会で提出する予定にしています。

 奥谷委員長は「意見は分かれているが、合意出来る内容を目指して協議を重ね、3月上旬ごろに提出することが出来たら」と、今後の見通しを示しました。

 また奥谷委員長は、百条委の副委員長を務める維新の岸口実県議が、NHKから国民を守る党の立花孝志氏に「兵庫県知事失職の黒幕は竹内県議」などと書かれた文書を提供したとされる疑惑が持たれている件について、「維新の調査結果を待って、百条委ではなく、議会全体が判断すべき」との考えを示しました。

 またこの文書によって百条委員会の業務を妨害されたとして、19日に兵庫県警へ「被疑者不詳」として、偽計業務妨害の被害相談に訪れることを明らかにしました。

 「竹内元県議の名誉回復のためにも、背後関係はしっかり解明しないといけない」としています。