世界を変える合金です。
ウィーン工科大学(TU Wien)らが行った研究によって、金属にとって当然とされてきた「熱膨張」をほとんど起こさない新合金が開発されました。
通常、気温の変化によってエッフェル塔の高さが数センチメートルも変わるように、金属は温度が上がると膨張するのが当たり前です。
しかし今回の合金は、極低温から約167℃もの広い温度帯でも形状をほとんど変えず、精密機器や宇宙開発など幅広い分野での革命的な利用が期待されています。
果たして、この合金はどのような仕組みで“広がる力”を抑え込むことに成功したのでしょうか?
研究内容の詳細は『National Science Review』にて公開されました。