
岡山県美作市は20日、公用車での物損事故でうその報告をしたとして、健康政策課長ら3人を懲戒処分とし、発表した。
弁当を買うために公用車を使ったが、同課の業務として使ったと報告し、関係者には口裏合わせを頼んでいたという。
市によると、物損事故は2023年8月2日午前、同県津山市の店舗駐車場で起きた。
会計年度任用職員の50代の女性が公用車を運転し、課長補佐と係長を含む3人分の弁当などを購入するために駐車。
購入後に車を発進させた際、ほかの車と接触したという。
しかし、課長補佐は事故報告書に、「普及啓発用グッズの材料を購入するため」に公用車を使ったと記載。
駐車場は、このグッズの製作を依頼する相手との待ち合わせ場所だった、としていた。
さらに課長と課長補佐、係長の3人は、グッズ製作の依頼先に対し、市から問い合わせがあった際に口裏を合わせるよう依頼したという。
昨年11月に匿名の投書があり発覚した。いずれも
50代女性の課長と課長補佐、
40代の女性係長を減給10分の1(1~4カ月)とし、
運転した職員を文書による厳重注意とした。
課長らは、事故を起こして動揺していた職員を守りたかったと説明しているという。
https://news.yahoo.co.jp/articles/8964a5ffb679f3b5a49e88f4006e85b989a47bbd