
【Q&A】自衛隊「統合作戦司令部」が発足 何が変わる? なぜ?
新たに発足した自衛隊の「統合作戦司令部」。
どのような組織で、これまでと何が変わるのか、まとめました。
Q. 統合作戦司令部って何?
A. 陸海空の各自衛隊を一元的に指揮する組織です。
Q. 「統合作戦司令官」の権限は?
A. 指揮できるのは、▽平時の警戒監視や、▽災害派遣、▽弾道ミサイルへの対処、▽在外邦人などの保護、それに▽有事の際の防衛など広範囲に及びます。
こうしたことから「統合作戦司令官」の階級は、統合幕僚長や、陸海空自衛隊トップの陸上幕僚長、海上幕僚長、航空幕僚長と同じになります。
階級章の星が4つある「4つ星」と呼ばれる最高幹部で、自衛隊にはこれまで4人しかいませんでした。
Q. 統合作戦司令部は自衛隊の指揮のほかに何をするの?
A. アメリカ軍と日本で共同作戦を行う際の調整などにもあたります。
現在、アメリカ軍側の調整の窓口「カウンターパート」になるのは、ハワイに司令部があるインド太平洋軍になります。
Q. 計画どおりに進んだ場合はどうなるの?
A. 防衛省は調整がしやすくなり、自衛隊と在日アメリカ軍の連携が進むとしています。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20250324/k10014758681000.html