
世界平和統一家庭連合(旧統一教会)に解散を命令した25日の東京地裁決定は、長期にわたる教団の組織的で悪質な献金勧誘を厳しく批判した。
解散命令請求のきっかけとなったのは、2022年7月8日に発生した安倍晋三元首相銃撃事件だった。
殺人罪などで起訴された山上徹也被告(44)は、母親が家財をなげうって信仰した教団に対する恨みを挙げ、教団と近しい関係にあるとみた安倍元首相を狙ったと供述したとされる。
親の信仰で人生を狂わせられる「宗教2世」の実態が浮き彫りとなり、教団に対する風当たりは強まった。
https://mainichi.jp/articles/20250325/k00/00m/040/207000c