今回の件について玉木氏の事務所に、記事内に書いた「高圧的な言動」や「暴言」についての認識があるかどうかなど、いくつかの質問をしたところ、ファクスで回答があった。
記事前半で紹介した、2010年代にあったAさんへの言動について認識があるかどうかについて、
「2020年9月に新国民民主党を設立した際、A(回答には実名)氏を中心に数名の旧国民民主党所属の地方議員が新国民民主党に加わらず、立憲民主党会派に加わることとなりました。
国民民主党を離れる以上、選挙になれば(党代表のお膝元である)さぬき市選挙区で党公認候補者を立てざるを得ず、離党するなら覚悟してほしいと玉木が言ったことは事実です。
当時は玉木も党の存亡をかけ、つなぎ止めることに必死だったが故に強い言葉になった部分は反省しています。しかし、議席を争う政治の世界のことであり、双方とも相当な覚悟の上ですので、自ずと熱い対応になってしまいました」
と回答しており、こちらの質問にはない2020年にあったとされる別の件についての釈明が書かれていた。
また、記事中にある他の言動や、ボランティア関係者に注意を受けた件については、それぞれ「ご指摘の発言をした認識はありません」「思い当たる節はありません」との答えだった。
さらに、国民民主党の規約では、「他の者を不快にさせ、人格と尊厳を侵害し、または不利益をもたらす言動」をハラスメントと定義しており、
記事中の各関係者が話した内容を照らし合わせるとハラスメントに該当するとみられるが、玉木氏本人はどう捉えているのか、との質問には、「前提としての事実関係が異なると考えております」と答えている。