もし本当なら大変なことに―ダークエネルギーは存在しない、新しい超新星の研究が主張

現代宇宙論を成り立たせているのは、ラムダ・コールド・ダークマター (ラムダCDM) モデルである。
これは、ギリシャ文字の Λ (ラムダ) で表されるダークエネルギーが宇宙の膨張の加速の原動力となっていると説明している。

このモデルによると、銀河は、どの物質とも相互作用することのない重い粒子でできた目に見えないダークマターの網の影響を受けて、
一緒に回転する。この冷たいダークマターの影響は、重力を通してのみ観察できる。

ダークエネルギーは宇宙の総エネルギー量の約70%を占めているが、その正確な性質は物理学における最大の謎の1つとなっている。

ダークエネルギーは真空のエネルギーに関連しているかもしれないという考えもあれば、宇宙全体に広がる新しい進化するエネルギーフィールドであると説明しようとする研究もある。

そして、宇宙の膨張を追跡する国際DESI(Dark Energy Spectroscopic Instrument)観測チームが行った最近の研究によると、ダークエネルギーが時間の経過とともに弱まっている可能性があることが示された。

現在の重力理論 (アインシュタインの一般相対性理論) が不完全である可能性もある。おそらく、数百万から数十億光年程度の距離である宇宙規模での重力相互作用を説明するには、拡張が必要なのだろう。

ダークマター、ガス、銀河、星団、超銀河団などの物質は宇宙全体に均一に広がっているわけではない。

しかし、ラムダCDMモデルでは、宇宙は均質かつ等方性であると想定されている。つまり、宇宙規模では、物質の分布は滑らかで均一に見える。全体の規模が壮大なため、塊や隙間があったとしても、取るに足らないものと考えられている。

対照的に、タイムスケープモデルでは、物質の不均一な分布を考慮に入れている。
銀河、星団、フィラメント、そして広大な宇宙の空洞からなる複雑な宇宙の網が、宇宙の膨張の解釈方法に直接影響していることを示唆している。

これは、宇宙が均等に広がっていないことを意味する。
https://spap.jst.go.jp/oceania/experience/2025/topic_eo_01.html