連邦当局はウィスコンシン州の判事とニューメキシコ州の元判事を2件の別々の事件で逮捕し、トランプ政権の移民執行活動を妨害した疑いがあるとして告発した。
ミルウォーキー巡回裁判所のハンナ・デュガン判事は金曜日の朝に逮捕され、公判妨害の罪で起訴された。彼女は、4月18日に彼女の法廷に出廷した不法移民が米国移民関税執行局(ICE)の職員による逮捕を逃れるのを手助けしたとして告発されている。
デュガン氏の逮捕は、連邦当局がニューメキシコ州の元判事ジョエル・カノ氏とその妻を、悪名高いギャング「トレン・デ・アラグア」とつながりがあるとされる不法移民をかくまった容疑で逮捕した翌日に起きた。
判事に対する措置は、トランプ政権による米国からの不法移民の排除に向けた積極的な取り組みの急激なエスカレーションを示している。
「2人の判事が逮捕されたことに誰も驚くべきではない」とドナルド・トランプ大統領の国境担当官トム・ホーマン氏は金曜日の声明で述べた。
「我々の執行活動を積極的に妨害したり、ICEから不法移民を故意に匿ったり隠匿したりした場合は起訴される」とホーマン氏はXに書いた。