
Q. 先週末に伊東大臣は「想定来場者数2820万人はチケット購入者数」つまりAD証を持つ人を除いた数だという見解を示した。
一方、博覧会協会は、AD証を持つ人も含めた来場者数をベースの数字として公表している。
この状況に対して、協会は水増しして数字を大きく見せようとしているんじゃないかとの指摘も出ている。
この指摘について、どう受け止める?
博覧会協会 煢ネ淳・副事務総長
「まず伊東大臣の発言、その通りで、我々は2300万枚のチケットの販売目標というのがあって、それを達成した時に、おそらく来られる来場者の数は想定来場者数として2820万人だろうという計算をしている。
その入場券のほうから、運営費の計算などもしているので、その計算をする時の文脈で考えたときに、2820万人というのはそのチケット購入の方を想定したものだということだと思うんですね、大臣がおっしゃっていたのは」
「その上で、我々としては来場者の数を数えるときに、ドバイ万博の例も踏まえながら、BIE(博覧会国際事務局)とも協議をして、AD証の入場者も含めた、ただし清掃や警備の方は除いているが、
そういった方の数を含めて進めるほうが継続性があるという指摘も受けて、そうカウントするようにしているということです」
「水増しではないかというご指摘については、これまでの2820万人を想定来場者数としてきたことの継続性ということも含めて、総来場者数とあわせて、その内数としてのAD証の入場者数を出しているので、
そういった意味では透明性をしっかり確保したうえで公表しているので、決して単に水増ししようとしているということではないというふうにご理解いただけたらと思います」
Q. 確かにAD証の来場者数も内訳として示されているが、100万人達成時などの基準になる数字もAD証を含めた数。“数字を大きく見せているという批判”は当然出ると思うが、そうではないという見解か?
「繰り返しになりますが、来場者と言って我々がカウントするときは、AD証も含めた数としてカウントするというのは一環して行っていると。
ただそこについての継続性の担保や透明性の確保という観点から、その中でAD証の人がどれぐらいいるかということについても、あわせて発表させていただいているということです」
Q.AD証を含める数え方を決めた経緯は?
「どういう場だったかは細かく承知はしていないが、開幕を控えて、BIEと話をする中で、来場者数の数え方の話になり、過去の万博、特に直前のドバイ万博ではその数え方をしていたという指摘を受け、
それを踏まえて、今回協会としても、ドバイ万博にならった形でのカウントをしようと決めたということです」
Q.一般的に考えると、ドバイ万博の数え方が例外では?普通のテーマパークでも、関係者を来場者数に含めることはあまりしないと思うが、
AD証を含めた数字を基本の数字として公表することに対して、協会の理事会のメンバーなどから異論などは出なかった?
「今のところそうした異論は聞いていないです
https://news.yahoo.co.jp/articles/6b95c0873ea66b17152b127fb587036f0f1db126