
このたび、大阪、神戸、福岡、沖縄の予約受付や配車を受け持つエムケイ西日本グループ(本社:
兵庫県神戸市)のコールセンター(兵庫県芦屋市)で、受注オペレーター社員が、電話で障がい者向
けの福祉タクシー利用券の使用を希望されたお客様の携帯電話に対し、自分のスマートフォンから差
別的で脅迫に当たるメッセージを送りつけるという、重大かつ、あってはならない人権侵害事案が発
生しましたので、ご報告申し上げます。
被害に遭われたお客様およびご利用いただく全てのお客様へ、深くお詫び申し上げます。弊社は車椅
子のまま乗車できるタクシーを通じ、すべてのお客様が快適かつ安心してご利用いただける環境づく
りを目指してまいりましたが、このような事案を発生させてしまったことは誠に情けなく、社員教育
が不十分であったことを深く反省し、再発防止と社員教育の徹底に取り組んでまいります。
■ 事案の概要
2025 年 2 月 1 日、芦屋市の弊社コールセンターにおいて、受注オペレータ社員(20 代女性、勤続 7
ヶ月)が、福岡県のお客様からの福祉タクシー利用券に関するお問い合わせに対応した直後、私物
のスマートフォンからお客様の携帯電話に対し、「障がい者のくせに、調子に乗るな、来るんなら殺
してやる」という趣旨のショートメッセージを送信しました。その直後に被害にあわれたお客様か
らコールセンターに申告があり、発覚しました。
■ これまでの対応
・お客様からの申告を受け、速やかに社内調査を開始しましたが、当該社員は当初、自分ではないと
否定していました。被害届を受けた警察の捜査も始まり、説得を続けたところ、発生当日の夜には
自分がやったことを認めたため、警察に出頭するよう説得しました。
・当該社員はすでに退職しております 。
・当該社員は福岡県警により書類送検されております 。
・弊社としても、警察の捜査や被害者の方の対応等に協力してまいりました。
・コールセンターの責任者である弊社常務取締役より、被害者の方に直接謝罪訪問をいたしました。
■ 再発防止と社員教育の徹底
・事案発覚後、青木代表取締役がただちに動画による緊急メッセージを撮影して全社員に配信し、絶
対にあってはならないことが起きたとして事態の深刻さを訴え、人権意識を徹底するよう強く求め
ました。社内各所には書面による緊急告示も貼り出しました。
・新人研修、若手社員研修、管理職研修、コンプライアンス研修など、あらゆる社内研修の場で、今
回の事案を反省材料にしながら、このような事案が二度と起きないよう、人権尊重に対する社員の
意識の再教育を徹底いたします 。
https://www.mk-group.co.jp/lib/images/pdf/250509release.pdf