
20年債入札が記録的不調、30年など超長期利回り最高-投資家不在鮮明
山中英典
財務省が20日に実施した20年利付国債入札は不調となり、超長期国債の利回りが軒並み急上昇した。日本銀行が巨額の国債買い入れを縮小する中、投資家不在への懸念が強まった格好だ。
入札結果によると、投資家需要の強弱を反映する応札倍率は2.5倍と、2012年以来の低水準。大きいと不調を示すテール(落札価格の最低と平均の差)は1円14銭と1987年以来の水準に拡大した。
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2025-05-20/SEMTD3T0G1KW00