鹿児島県南九州市の自宅で先月上旬に遺体を遺棄した疑いで、自称・20歳の男が逮捕されました。

死体遺棄の疑いで逮捕されたのは、自称・南九州市頴娃町上別府の無職・坂上大樹容疑者(20)です。南九州警察署によりますと、坂上容疑者は先月上旬、南九州市の自宅の床下に遺体を遺棄した疑いがもたれています。

坂上容疑者は、祖父の坂上諭さんと2人暮らしで、第三者から「諭さんの姿が見えない」と連絡があり、警察が任意で坂上容疑者を調べていたところ、犯行が発覚したものです。

現在、諭さんと連絡がつかなくなっており、調べに対し坂上容疑者は「祖父を埋めたことは間違いない」と容疑を認めているということです。近所の住民からは、坂上容疑者について「普通の青年で、事件を起こすようには見えなかった」と驚きの声が聞かれました。

(近所の人)「普通に手伝いはしていた。瓦が落ちたとか、手伝っていた気はする」

(近所の人)「そういうことする子じゃないけどなぁ。おとなしい子だから」

また、民生委員の男性によりますと、諭さんを最近見かけないことから2日午後4時半ごろに家を訪れたところ、坂上容疑者が玄関で落ち着いた様子で対応し、「祖父は元気にしている。今バイクで出かけている」と話したということです。

警察は、遺体は、諭さんの可能性があるとみて身元の特定を進めるとともに、司法解剖し、死因を調べることにしています。

https://www.mbc.co.jp/news/article/2021120300053148.html