日本史と世界史が合体?新教科 歴史総合とは?

来年4月から高校の学習内容が大きく変わります。
歴史科目にフォーカスして何がどう変わるのか。課題はないのか考えます。

これまでの歴史の授業といえば、日本史にしても世界史にしても年号や人名、出来事をとにかく暗記するイメージで、
中世、近世を過ぎたあたりから駆け足になり、結局、近代をしっかり学ばないまま進級や卒業をしてしまった人もいるのでは…。

一方でこの歴史総合は日本史と世界史を融合させた教科で、主に世界と日本の近現代史を中心に学ぶといいますが、
その狙いは、ただの暗記ではなく、世界史の中の日本を広い視野から学び、
国際秩序の変化や近代化の過程を資料や写真を使って多角的に考え、答えを導き出していくとしています。

そして、その後「日本史探求」「世界史探求」「地理探求」を選択していくことになります。

逆に考えれば、選択次第で縄文時代、弥生時代、邪馬台国、大和政権誕生から、
日本の文化が発展し始める飛鳥時代、遣隋使、遣唐使、古墳時代、平安貴族に、武士が台頭する源平合戦、
群雄割拠の戦国時代などなど、古き歴史の大波を知る機会がなくなるかも。

「温故知新」という言葉もありますが、新たに始まる「歴史総合」はこれまでの歴史学習と何が違うのか。
https://news.yahoo.co.jp/articles/0ec06cf50e3adb45083b682f944b0b50287e1efe