https://www.sankei.com/article/20211222-JMCAWCRQBNL2FPBS435FKDFQPM/

除籍教師支持の女性拘束 中国、南京発言めぐり

中国湖南省の当局は22日までに、「南京大虐殺の犠牲者が30万人だというデータはない」と発言して除籍された上海の女性教師への支持を表明した女性を拘束した。米政府系のラジオ自由アジア(RFA)が伝えた。女性は精神疾患の治療名目で病院に収容されたという。

上海の教師は14日の授業で犠牲者数の根拠に疑問を呈した。学生が撮影した動画が拡散され、事態を深刻視した学校側は教師の処分を発表した。

RFAによると、拘束された女性は元教師の李田田さん。17日に短文投稿サイト、微博(ウェイボ)に「授業の内容に何も問題はない。問題なのは(通報した)学生と除籍した学校、政府の報道そして沈黙する知識人だ」と投稿して教師を擁護。その後当局から脅迫を受け、拘束されたという。女性は妊娠中との情報もある。