批評家187人が選ぶ2021年の映画ベスト50 「ドライブ・マイ・カー」は2位

187人の批評家、ジャーナリストの投票による2021年の映画ベスト50を、米IndieWireが発表。
ジェーン・カンピオン監督「パワー・オブ・ザ・ドッグ」(Netflix)が第1位に輝いた。

投票対象は、21年1月1日〜同年12月31日に米国で劇場公開、ストリーミング配信、またはVOD配信された作品のみ。
IndieWireをはじめ、バラエティやローリング・ストーンズ誌、バニティ・フェア誌、エンタテインメント・ウィークリー誌の
スタッフ全員に加え、北米・ヨーロッパ・ラテンアメリカ・アフリカ・アジア・中東・オーストラリアの新聞、ウェブサイト、
ラジオ、テレビに所属する編集部員やフリーランスのジャーナリストが、今年のベスト作品とパフォーマンスを選び投票を行った。

日本作品では、濱口竜介監督の「ドライブ・マイ・カー」が第2位と惜しくも首位を逃したものの、
同じく濱口監督の「偶然と想像」が第17位に入り、リスト内で唯一複数の作品が選ばれた監督となった。
そのほか、細田守監督の「竜とそばかすの姫」が42位にラインクインしている。

ベスト50は以下の通り。

1位 「パワー・オブ・ザ・ドッグ」(ジェーン・カンピオン監督)
2位 「ドライブ・マイ・カー」(濱口竜介監督)
3位 「Licorice Pizza(原題)」(ポール・トーマス・アンダーソン監督)
4位 「The Worst Person in the World(原題)」」(ヨアキム・トリアー監督)
5位 「MEMORIA メモリア」(アピチャッポン・ウィーラセタクン監督)
6位 「フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊」(ウェス・アンダーソン監督)
7位 「Flee(原題)」(ジョナス・ポエール・ラスムーセン監督)
8位 「Petite maman(原題)」(セリーヌ・シアマ監督)
9位 「PASSING 白い黒人」(レベッカ・ホール監督)
10位 「C’mon C’mon(原題)」(マイク・ミルズ監督)
11位 「The Souvenir: Part II(原題)」(ジョアンナ・ホッグ監督)
12位 「The Green Knight(原題)」(デビッド・ロウリー監督)
13位 「DUNE デューン 砂の惑星」(ドゥニ・ビルヌーブ監督)
14位 「Pig(原題)」(マイケル・サルノスキ監督)
15位 「サマー・オブ・ソウル(あるいは、革命がテレビ放映されなかった時)」(アミール・“クエストラブ”・トンプソン監督)
16位 「ロスト・ドーター」(マギー・ギレンホール監督)
17位 「偶然と想像」(濱口竜介監督)
18位 「ウエスト・サイド・ストーリー」(スティーブン・スピルバーグ監督)
19位 「マクベス」(ジョエル・コーエン監督)
20位 「Days(英題)」(ツァイ・ミンリャン監督)
https://eiga.com/amp/news/20211228/20/
続く