立憲民主、役員12人の半数が女性に…牧山弘恵氏や吉川沙織氏ら起用

 立憲民主党は6日、国会内で両院議員総会を開き、牧山弘恵参院議員を常任幹事会議長に充てるなど、
執行役員12人のうち、半数に女性を起用する人事を承認した。
泉代表は、西村幹事長ら党幹部の人事を固め、党運営を本格始動させる。

 泉代表は総会で、「我々の提案を世に伝えていく体制を構築したい」と人事の狙いを説明し、出席者から異論は出なかった。

 新たな執行役員には、牧山氏のほか、組織委員長に吉川沙織参院議員、企業・団体交流委員長に小宮山泰子衆院議員が就いた。
「つながる本部」の本部長代理に田名部匡代参院議員、ジェンダー平等推進本部長代行に岡本章子衆院議員を充てた。
水岡俊一参院議員会長を含め、12人の体制が整った。泉氏は代表選で執行役員の半数を女性とする方針を掲げていた。

 執行役員は11人から12人に増員した。枝野幸男・前代表の下では11人中、男性が9人を占めていた。
党内では、党役員経験のない中堅議員を積極的に登用した布陣に懸念の声もくすぶる。
党ベテランは「泉氏は女性の起用を掲げた自らの方針に縛られている。数合わせをするよりも、何をするかが大切だ」と指摘した。

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