年末に生活困窮、弁当求め長い列
コロナ禍2度目「リーマン以上」

 新型コロナウイルス禍で2回目となる年末を迎え、仕事を失うなどした人たちが、東京都内で行われた弁当などの食料配布や相談会に長い列を作った。支援団体は多くの失業者が出たリーマン・ショック時よりも多くの人が集まったと指摘。中高年の男性に加え、女性や家族で来た人もいた。

 東京都千代田区の聖イグナチオ教会で30日に開かれた「年越し大人食堂」には、開始前から行列ができた。

 29日に東京・池袋の公園で弁当を配布した「TENOHASI(てのはし)」によると、11月下旬には1日で472人が並び、リーマン・ショックの影響を受けた2009年5月の最多利用人数を更新した。
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