パナソニックは7日、同社のファイルサーバーに第三者から不正なアクセスがあった問題についての調査結果を発表した。当該のファイルには、同社の採用への応募者とインターンシップ参加者の計数百人の履歴書をはじめ、氏名や住所、電話番号、メールアドレス、学歴、職歴などが含まれていた。これらの個人情報が外部から閲覧された可能性があるという。

 ファイルには、同社の技術に関する情報や社員の個人情報のほか、取引先の官公庁や企業などの役職員の業務連絡先や、取引先から提供を受けた業務関連の情報も含まれていた。

 一連の情報が外部に転送された形跡は確認できていないが、同社は対象者に連絡して謝罪した。同社の商品を購入した客に関する情報は、ファイルに含まれていなかったという。

 不正アクセスは昨年6月22日から11月3日まで断続的に続いた。何者かが同社の海外子会社のサーバーを経由し、国内にある同社のサーバーにアクセスしていた。同社が不正アクセスに気づいたのは11月11日で、長く気づかなかった理由については「正規のアクセスを装われていたため」(広報)としている。

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