ガス代を支払わずに風呂に入るため、自宅のガス管を自分で違法に付け替えたとして、大阪府に住む男性が書類送検されました。

 男性は約10年間、無断でガスを使用していたということです。

 ガス事業法違反の疑いで26日、書類送検されたのは大阪・豊中市に住む建設作業員の男性(36)です。

 男性は先月、ガス事業者の許可を得ずに、自宅のガス管を別の金属管に付け替えた疑いが持たれています。

 警察の調べに対し、男性は「約10年間、勝手にガス管を変えて3000回ほど使っていた。ガスをただで使い、風呂に入りたかった」と容疑を認めているということです。

 先月10日、見回りをしていたガス事業者の職員が金属管が繋げられているのを見つけ、警察に相談したということです。

 男性は、ガスを使用する際、毎回ガス管を付け替え、使用後は元に戻していたということですが、この日は「風呂に入ったあと、寒かったので外していなかった」と話しているということです。

 男性は、この家に住み始めた約10年前から一度もガス会社との契約をしていなかったにも関わらず、勝手にガスの元栓を開けたり、メーターをつけるなどしてガスを使用し、ガス会社から何度も警告を受けていました。

 ガス会社によりますと、ガス管を外す作業は資格を待つ作業員でなければ、大爆発の可能性もある非常に危険な行為だということです。

 警察によりますと、男性は過去に水道管工事の仕事をしていて、ガス管を付け替える知識や技術があり、犯行に及んだ可能性もあるということです。

https://news.yahoo.co.jp/articles/d8a50d63c724dcbc695025980a14c320ba4c5218