https://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20220131/7000042858.html

道北や十勝の内陸部 マイナス30度近くまで冷え込む

31日朝の道内は寒気の影響で広い範囲で厳しい冷え込みとなり、道北や十勝地方の内陸部ではマイナス30度近くまで気温が下がりました。

札幌管区気象台によりますと道内は上空に寒気が入り込み、よく晴れて地表の熱が奪われる放射冷却の影響で広い範囲で厳しい寒さとなりました。
31日朝の最低気温は、▽中頓別町でマイナス29.3度、▽陸別町でもマイナス29.2度と道北や十勝地方の内陸部ではマイナス30度近くまで気温が下がりました。
このほか▽枝幸町歌登でマイナス28.6度、▽滝上町でマイナス27.8度、また▽新千歳空港では統計を取り始めてから最も低いマイナス25.4度を観測するなど、道内173の観測点のうち71地点でこの冬一番の寒さとなりました。
気象台によりますと31日は全道で真冬日となる見通しで、日中の最高気温は▽旭川市と北見市でマイナス7度、▽帯広市などでマイナス6度、▽札幌市などでマイナス5度と予想されています。
気象台は厳しい寒さが続くことから水道管の凍結などに注意するよう呼びかけています。

【帯広の十勝川では】
帯広市でも31日朝の最低気温はマイナス19.7度とこの冬一番の寒さとなりました。
市の中心部を流れる十勝川では31日朝、水面からの水蒸気が冷やされてできる川霧や川面を薄い氷が流れる様子などが見られました。
毎日ウォーキングをしているという男性は「きょうは特に寒いです。顔がぴりぴりしてきますね」と話していました。