7日に張家口で行われたノルディックスキーのジャンプ混合団体(HS106メートル、K点95メートル)で、
1回目に日本の1番手として飛んだ高梨沙羅(クラレ)が、飛躍後にスーツの規定違反のため失格となった。
103メートルを飛び、124.5点をマークしたが、その後に違反と判定され、高梨の得点は0点になった。

 他チームにも失格者が出たこともあって日本は上位8チームによる2回目に進出。
高梨の2回目は98.5メートルの118.9点だった。エース小林陵侑(土屋ホーム)が奮闘し、日本は最終的に4位に食い込んだ。 

 鷲沢徹コーチによると、高梨のスーツは両脚の太もも回りが2センチ、規定よりオーバーしており、違反とされた。
4位だった5日の個人戦と同じスーツを使用したが、体形の変化で基準となる値が変わったため規定を満たせなかったという。
同コーチは「全く本人のせいではなく、われわれスタッフの計測ミス」と話した。

 過去には、2006年トリノ五輪個人ノーマルヒル予選で、原田雅彦がスキー板の長さ違反で失格となった例がある。

https://news.nifty.com/article/sports/athletic/12145-1460393/