航空機リース会社は、ウクライナ侵攻を巡る西側諸国の制裁措置を受け、ロシア航空会社との数百機に上るリース契約を解除する見通しだ。

世界最大の航空機リース会社であるアイルランドのエアキャップは、ロシアの航空会社との間でリース活動を停止すると発表した。米市場に上場する同社株は13%超値下がりした。

航空調査会社シリウムによると、ロシアの航空会社は980機の旅客機を運航しており、777機がリースされている。

このうちの3分の2に当たる515機(推定市場価値100億ドル)が、外国企業からのリース機という。

エアキャップは、12月31日時点でのロシア向けリース機は正味簿価で全体の5%相当だとしている。

欧州連合(EU)は27日、航空機リース会社に対し、3月28日までにロシアでの現行契約を終了するよう求めた。
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