中立
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インド - 一貫して中立を守っている。国連安全保障理事会のロシア非難決議案で棄権[273]。国連人権理事会の緊急会合開催投票も棄権した[169]。3月3日の国連総会の対ロ非難決議も棄権している。
カザフスタン - カシムジョマルト・トカエフ大統領は、ロシアからの軍派遣の要請を断ったことを明らかにした[274]。なお、3月3日の国連総会の対ロ非難決議は棄権している。
中華人民共和国の旗 中国 - 中国外務省の華春瑩報道官は記者会見で「中国は最新の動向を注視している。関係国は自制を保ち、状況を制御できなくなる事態を避けるよう呼びかける」と述べた。そのうえで「関係国は、平和の扉を閉ざすことなく対話と協議の努力を続け、事態をさらにエスカレートさせないよう願う」と述べた。一方、華報道官は、ロシア側の行動がウクライナへの侵略行為にあたるかどうか認識を問われたのに対し「ウクライナ問題は、非常に複雑な歴史的背景や経緯があり現在の状況に発展した」と繰り返し明確な回答を避けた[275]。 ロシアとの関係が深い中国は仲介役としての期待もされ、3月1日には中国の王毅外相とウクライナのクレバ外相が1日電話会談を行い、クレバ外相は中国側に停戦に向けた仲介を求めた[276]。これに対し、話し合いによる解決を目指すべきだという立場を改めて示した。3月3日の国連総会の対ロ非難決議は棄権し、経済・金融制裁に関しては「ロシアと正常な貿易協力を進める」と反対する立場を表明している[277]。
ブラジル - 2月27日、ジャイール・ボルソナーロ大統領は、ウクライナについて「国の命運をコメディアンに託した」と述べたうえで、ブラジルはロシアの肥料に依存していて、ロシアに敵対する行為は「ブラジルの農業に重大な損害をもたらす可能性がある」と言及。平和を支持するとしながらも、「ブラジルにより多くの問題を持ち込みたくない」と述べ「われわれはどちらの側にもつかず、中立を保ち、可能な限り協力する」とした。一方でウクライナでの大虐殺の可能性を問われると「大虐殺と言うのは言い過ぎだ」と述べ、ロシアがウクライナ東部ルガンスク、ドネツク両州の親ロシア分離派の支配地域を独立国家と認めた動きを擁護した[278][279]。なお、3月3日の国連総会の対ロ非難決議は賛成している。
UAE - インド・中国とともに国連安全保障理事会のロシア非難決議案で棄権[273]。両国に対し、ウクライナにおける敵対的行為の即時解除と停止を要求した[280]。なお、3月3日の国連総会の対ロ非難決議は賛成している。
サウジアラビアの旗 サウジアラビア- 侵攻の是非には言及せず、OPECプラスの一員であるロシアによるエネルギー市場への影響を懸念した[281]。なお、3月3日の国連総会の対ロ非難決議は賛成している。
パキスタン - ロシアに対し遺憾の意を示したのの、イムラン・カーン首相がロシアによるウクライナ東部の親ロ派独立承認後、首脳として初めて訪露。それ以上は議題にならなかった[282]。3月3日の国連総会の対ロ非難決議は棄権している。
アフガニスタン - 2月25日、ターリバーン政権はロシアのウクライナ侵攻について、双方に暴力の停止と対話による平和的な解決を求める声明を発表した[283][284]。なお、前政府の代表は3月3日の国連総会の対ロ非難決議に賛成している。