ロシア軍 キエフ中心から15kmに 再び“核”施設攻撃も

https://news.yahoo.co.jp/articles/8991c413b6359e1ffb2bfa9aa0e63441dd039dea

ロシア軍によるウクライナ首都への包囲が進んでいる。

アメリカの政府高官は、ロシア軍がキエフ中心部から15kmまで迫っていることを明らかにした。

アメリカの政府高官によると、ロシア軍は、3方向からキエフへの包囲を進めていて、特に北西方向から近づいている部隊は、1日で5km進み、キエフ中心から15kmのところまで迫っているという。

また、ロシア軍が戦力の90%を維持しているとして、今後、首都中心部など市街地への無差別攻撃が激化する可能性もあると指摘している。

こうした中、ロシア軍がハリコフにある核研究施設の「物理研究所」を10日、新たに攻撃したことがわかった。

ウクライナ当局は、攻撃で建物が破損したほか、研究用原子炉が電源喪失状態にあると明らかにした。

ウクライナメディアによると、研究用原子炉は運転開始段階にあり、炉心には核燃料が装填(そうてん)されているという。

この「物理研究所」は、6日もロシア軍に砲撃されており、ウクライナ当局は「非常に危険な状態にある」と強調した。

ウクライナのゼレンスキー大統領「化学兵器のような大量破壊兵器は、わが国では開発していない。それは全世界が知っている」

また、ウクライナのゼレンスキー大統領が新たな動画をアップし、ロシア側が主張した生物化学兵器の開発をあらためて否定した。