Miku Ishiwatari
@miku0809i
17歳だった当時。シェフからの誘いで参加した飲みの場で、コンクールの日本代表になった事もあるシェフの元同僚A氏(既婚子持ち40代)を紹介していただいた。
世界大会出場や自分のお店を持つ事に強く憧れていた私は、彼の経験談を心の底からワクワクしながら聞いていて、本当に夢のような時間を過ごした
飲みすぎたシェフは私を置いて帰り、A氏と二人きりになった。もう一件行く?の言葉に、何の迷いもなく行きたいです!!!と返事をした私を、
彼がタクシーで連れて行った先は滞在先のホテルだった。状況が理解できず戸惑う私を、いいからとりあえず入ってと部屋に押し込み、迫ってくるA氏。
関係の強要を断ろうとしても、ヘラヘラしながら動じない彼。ついさっきまでの憧れのパティシエ像が、こんなにも簡単に壊されてしまうんだと信じられなかった。
「みくちゃんが男だったらなー。そんなに根性ある若者今どきそう居ないし、男だったらうちで雇ってあげたのに」そのたった数十文字の言葉で私がどれほど悔しく悲しく思ったか。
数日後、自分の中では消化できずに シェフにありのままを伝えると「あいつは昔から女癖悪いからなー」の一言。一ミリたりとも、励ましも謝罪も心配することもなく、
私はさらに大人が嫌いになった。
性的関係の強要関連の記事を見るたび、いちいち昔の出来事を思い出してしまう自分が嫌いだ。
私は、悔しさや悲しさを強さに変えられる性格ではあるけれど、一大人が一人の若者の夢を壊し未来を奪うことを、他の大人たちは何故そんなにも見て見ぬふりをするのか。
一人の人間としても、パティシエとしても見られる事がなく"若い女"としてしか見られなかった事実が、どれだけその後の人生に大きく影響するのか。
自分が大人になった今、私は絶対にそんな人間達を許さないし、もしそういった事で悩んでいる若者が居るのであれば、自分に非はない、悪いのは全部そいつらだって、胸を張って生きてほしい。
負けないでほしい。
シェフ自身も、最終的には性的関係を迫ってきているし、通りがかりに脇腹やお尻を触られたりのセクハラなんて当たり前の毎日だった。
当時はどうする事も出来ず、ただただ黙っているしかなかった事が情けない。赤の他人から受ける痴漢より、尊敬する人や、身近な人から受けるセクハラや軽蔑の方が私は何倍も悔しく感じた。
フェミニズムとかなんとかってのはよくわからないのだけど、私は過去の男性達から受けた様々な影響により、フェミニスト寄りの思考になっているのだと思う。
男でも女でも、性的関係の強要や軽蔑によって相手にどれほどの悪影響を与えるのか、もう少し考えてはくれないものか。
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