ロシア軍占領下のウクライナ南東部メリトポリで11日、市長がロシア兵に拉致された。
ウォロディミル・ゼレンスキー大統領と当局が明らかにした。

 ウクライナ議会はツイッターに「占領軍の兵士10人がメリトポリのイワン・フョードロフ市長を拉致した」として、
「彼は敵に協力することを拒否した」と投稿した。同市の危機管理センターで物資供給問題に対処中、拉致されたという。

 ゼレンスキー大統領は11日夜のビデオメッセージでフョードロフ氏が拉致されたと認め、
同氏を「市民とウクライナを勇敢に守る市長」と呼んだ。また「これは明らかに侵略者の弱さの表れだ。
彼らの恐怖は新しい段階に移行し、ウクライナの正当な地方自治体の長を物理的に排除しようとしている」と述べた。

 さらに「メリトポリ市長の拘束は、特定の人物、特定のコミュニティー、ウクライナに対する犯罪であるだけでなく、
民主主義そのものに対する犯罪だ。

侵略者たるロシアの行為は、(イスラム過激派組織)『イスラム国』のテロリストによる行為と同様に見なされるだろう」と非難した。

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