「アウェーチームへの配慮が足りない」 訪日したベトナム代表の韓国人監督が怒った理由

 サッカーのベトナム代表を率いる朴恒氏iパク・ハンソ)監督が、ワールドカップ(W杯)カタール大会アジア最終予選のアウェー戦を前に、
ホームチームの日本に対する不満を口にした。

 朴監督は28日、日本との対戦前の公式記者会見で「日本はホームチームとしての配慮、アウェーチームに対する尊重が足りないと思う」と述べた。

 日本は新型コロナの陽性判定の基準がベトナムより厳格だが、これを日本側がベトナムに通知していなかったというのだ。
そのためベトナム代表は日本に入国後、選手団の一部がコロナ陽性と判定され、即座に隔離された。
その中には朴監督の韓国語通訳者も含まれていた。

 朴監督は「監督として抗議すべきと考えて抗議したが、抗議すれば防疫ルール違反で3日間隔離されると聞いた」として
「抗議しただけで隔離されるのなら、隔離を受け入れる。どれだけ隔離されてもかまわない」と述べた。
さらに「私は韓国人でベトナム代表の監督だ。通訳がいなければ選手とのコミュニケーションも円滑にできない」とも話した。

 ベトナムはB組6位(1勝8敗、勝ち点3)でW杯進出を逃し、一方の日本は1位(7勝2敗、勝ち点21)でW杯進出を決めている。

イ・ヨンビン記者

チョソン・ドットコム/朝鮮日報日本語版

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