内閣府が8日に発表した3月の景気ウオッチャー調査(街角景気)によると、甲信越の現状判断指数(DI、季節調整値)は44.1だった。前月を5.9ポイント上回り、2カ月連続で上昇した。「家族単位や送別会など会食の機会が増えてきた」(高級レストランの経営者)など、新型コロナウイルス流行の影響が徐々に和らいでいるとの判断理由が目立った。

2〜3カ月先の見通しを示す先行き判断DIは45.9で、前月を8ポイント上回った。「出掛ける機会が増えてくる」(コンビニの経営者)など感染状況が落ち着くことを前提とした判断が並んだ。一方で「資材費の上昇に加えて円安の影響で調達コストが上昇する見込み」(電気機械器具製造業の経営者)など物価上昇への不安も見られた。調査は3月下旬に実施し、90人から有効回答を得た。

甲信越の街角景気、2カ月連続上昇:日本経済新聞
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOCC07CQW0X00C22A4000000/