今年2月には、県警少年捜査課と川越署が、児童買春・ポルノ禁止法違反(製造)の容疑で大学生の男(34)を逮捕した事件があった。

 男は都内のホテルで女子中高生3人に現金を渡してわいせつ行為をした上で、その様子をビデオカメラなどで撮影、保存したとされる。その後、3人に対する同罪で起訴された。少年捜査課によると、男には余罪があり、被害者は20人以上になるとみられ、裏付け捜査を進めている。

 刑法犯少年の摘発・補導人数は年々、右肩下がりで減少しているが、福祉犯の被害児童数は高止まり傾向が続いている。

 同課は前述の事件が3件とも最初の投稿が女子生徒側だったことを挙げ、「画像などが一度、流出してしまうと警察も完全に回収するのは困難で、その先の重大犯罪につながる可能性もある。SNSなどで安易に相手と接触するのはやめてほしい。ネットの落とし穴にはまらず、自分を大切に」と呼びかけている。

https://news.yahoo.co.jp/articles/a975d14b938cac343105da9225e5fe8d33ecf541