ことし2月、千葉市内の交差点で警察官が運転する車とバイクが衝突し、バイクの男性が死亡した事故でその後の捜査で警察官が赤信号を無視していたことがわかりました。
警察官は8日、過失運転致死の罪で起訴されました。

起訴されたのは、千葉西警察署に所属する巡査長の大島将吾被告(27)です。
検察庁によりますと大島巡査長はことし2月、千葉市花見川区で乗用車を運転中、赤信号を無視して交差点に入り、近くに住む会社員の近藤大輔さん(36)が運転するバイクと出会い頭に衝突して、近藤さんを死亡させたとして過失運転致死の罪に問われています。
巡査長は逮捕されたあと保釈が認められ、任意で捜査が続けられていましたが、防犯カメラの映像などから巡査長が赤信号を無視していたことがわかったということです。
巡査長は現場近くにある警察署に出勤する途中で、捜査関係者によりますと、これまでの調べに対し、「信号が赤になっていることに気が付かなかった」などと供述しているということです。
巡査長が起訴されたことについて千葉西警察署は現時点ではコメントできないとしたうえで、「亡くなられた方やご遺族にはお悔やみを申し上げます。指導を徹底し再発防止に努めます」としています。

https://www3.nhk.or.jp/lnews/chiba/20220408/1080017717.html