【4月19日 AFP】ロシア軍は18日、ウクライナ東部ルガンスク(Lugansk)州クレミンナ(Kreminna)を制圧した。地元当局が明らかにした。一方でウクライナ軍は、同市近郊の集落ルビジネ(Rubizhne)のロシア軍に対し集中攻撃を行った。

 ルガンスク州のセルヒー・ハイダイ(Sergiy Gaiday)知事は、17日夜から翌18日未明にかけクレミンナで大規模な攻撃があったとソーシャルメディアに投稿。ロシア軍が「膨大な軍備を携え」市内に進攻し、ウクライナ部隊は退却したと説明した。

 ロシアのウクライナ侵攻前に2万人弱が暮らしていたクレミンナは、政府が東部の行政機関を置くクラマトルスク(Kramatorsk)の北東約50キロに位置し、ロシア軍の攻略目標となっていた。

 AFP記者によると、ウクライナ軍はロシア軍の支配下にあるルビジネを激しく砲撃。現地では大規模な爆発が相次ぎ、時に火や煙が立ち上った。

 ロシア軍は最近、首都キーウ周辺に展開していた部隊を引き揚げ、東部ドンバス(Donbas)地方の掌握に向け攻勢を強めている。(c)AFP

ロシア軍、ウクライナ東部クレミンナを制圧
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