福井県池田町で2017年、町立池田中2年の男子生徒＝当時（14）＝が自殺した問題で、県教育委員会は22日、当時の担任教諭を停職1カ月、当時の教頭を減給3カ月（100分の10）の懲戒処分にしたと発表した。
県教委は「担任が生徒の重大な状況を管理職に報告することを怠り、情報共有を行わなかった」と指摘。教頭も「事実関係を把握せず、具体的対応策を講じなかった」と判断し、処分を決めた。
当時の副担任や校長は既に退職しており、処分は行われなかった。
生徒は17年3月に学校敷地内で死亡。生徒の母親が、教員の叱責が原因として県と町に損害賠償を求め、今年3月に和解が成立した。
