ファンが熱望する落合阪神

今年限りで退任する矢野監督の後任として、平田勝男2軍監督、元監督の岡田彰布氏らが候補として考えられる。
野球解説者として活動しているOBの鳥谷氏、藤川球児氏は指導者経験がないため、1軍監督にいきなり抜擢されることは考えづらい。

外部招聘として、野球ファンから待望論が強いのが落合博満氏だ。
中日の監督を務めた2004年から2011年の8年間全てAクラス入りを果たし、4度のリーグ優勝、1度の日本一を達成。歯に衣着せぬ発言は健在だ。
今年3月にYouTubeチャンネル「落合博満のオレ流チャンネル」を開設。4月13日の動画では、矢野監督の退任表明に言及し、
「辞める人のために誰がやる? プラスアルファとリスク、どっち多いかと言えばリスクのほうが多い。矢野がどういう気持ちで言ったかそれはわからないけど、
どうせ言うんだったらシーズン終わってからの方が潔いと思うけどね」と疑問を呈した。

そして、「矢野に見いだされてレギュラーになってゲーム出ている人間は『矢野が辞めるなら有終の美を飾らせよう』と必死にやるかもしれないけれども、
冷や飯くってる人間は『どうせ次誰か来るんだろ』とそっちのほうが多いと思う」と持論を展開した。

「阪神球団の体質を考えると、落合さんを招聘することは考えづらい。ただ、過去にも野村克也さん、星野仙一さんを外部招聘した経緯があるので
可能性はゼロではない。落合さんが監督に就任したら野球がガラッと変わるでしょう。練習量は間違いなく増えるだろうし、守れない選手は使われなくなる。
四球を選べず、出塁率が低い選手も評価されないでしょう。勝つための野球を徹底する。中日時代は『勝っても客を呼べない』とも揶揄されましたが、
阪神ファンが一番に望んでいるのは優勝です。個人的には落合さんが阪神をどう変革するか興味があります」(スポーツ紙デスク)

このまま低迷が続けば、阪神の話題は「ストーブ人事」にシフトしてしまう。
セ・リーグを盛り上げるためにも意地を見せてほしい。

https://news.goo.ne.jp/article/postseven/sports/postseven-1749107.html