松井一郎氏、所属議員の「経歴詐称」問題に「1回でも報酬を得たのなら非常勤講師」…「身内に甘い」「非常識講師」と非難の嵐

「講師として、報酬を払っていただいてた講師でしょ。それは常勤ではないのはたしかなんでね。非常勤の講師だという風にとらえてますけど」

 5月11日、日本維新の会の松井一郎代表は、大阪市役所での囲み取材でこう答えた。

 2019年参院選の選挙公報の経歴に虚偽の疑いがあるとして、刑事告発された党所属の岬麻紀衆院議員について、記者から「たとえば頻度が1回とか2回とか、そういう頻度であったら講師として認められるのか、それとも、臨時的に報酬をいただいて講演しにいった(ことになる)のか」と聞かれての回答だ。

 岬氏は参院選出馬の際、選挙公報に記載していた「亜細亜大学非常勤講師」の経歴について、虚偽の疑いがあるとして、公選法違反容疑で名古屋地検に刑事告発されている。5月9日に松井代表は、経歴詐称があれば「いっさい擁護することはないので辞めてもらう」と語っていた。それが、報酬を得ていれば、「非常勤の講師」という見解を示したものだ。

https://news.yahoo.co.jp/articles/80ebd57db24591fd11225633e8a4d71ff5c492f2



維新・岬麻紀衆院議員「常勤の対義語から非常勤と記載」私大の“講師”経歴詐称疑惑を釈明
[2022年5月16日19時44分]

日本維新の会は16日、岬麻紀衆院議員が2019年参院選(落選)の選挙公報に記載した私立大の「非常勤講師」の肩書が虚偽であったとして、公選法違反の疑いで刑事告発された問題で会見を行った。

岬氏は講師を務めたとする亜細亜大、杏林大から「非常勤講師ではなかった」などと回答されたというが「常勤の講師ではないという意味で常勤の対義語から非常勤と記載した。経歴を詐称しようという気持ちは毛頭ございません」などと釈明した。また文科省から「法律的に非常勤講師の明確な定義はない」と回答を得たとした。

会見に同席した藤田文武幹事長は「用語のあいまいさもあって国民のみなさんに疑念を持たれた。本人も深く反省するとともに口頭で厳重注意した」とした。岬氏は昨年10月の衆院選で愛知5区から出馬して比例復活し、初当選した。

https://www.nikkansports.com/m/general/nikkan/news/202205160001034_m.html