中国経済「バブル崩壊」へ…まさかの「第四の巨大不動産会社」デフォルト危機で“口座凍結パニック”も!
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/95396

■中国「大手不動産会社」に突然のデフォルト危機!
中国の不動産バブル圧縮政策によって、崖っぷちに追いやられていた恒大集団。

ここへきて、政府支援のもとで債務再編を進め、4月の契約売り上げが30.9億
元となったそうだ。国内プロジェクトも95%が再稼働したという。

5月4日の段階で、中央銀行、銀行保険監督管理委員会、証券市場監督管理委
員会の「一行両会」は不動産融資を支援せよとのシグナルを業界に出しており、
不動産業界の環境も好転するかに見えていた。

だが、5月12日、中国第四のデベロッパー融創が、7.42億ドルの海外債権利息が
未払いとなり、再び中国不動産企業のデフォルト問題が注目を浴びている。

それだけではない。

中国最大手デベロッパーの広東省の碧桂園が5月7日、福州全市のプロジェクトに
関する口座が凍結され、一時的に出金できない騒ぎもあった。

果たして、中国不動産業界は復活するのか、それとも終焉となるのか。

融創は昨年、恒大集団がデフォルトに見舞われたころは”最も安全な企業”の一つ
とみなされていた。だが今年になってデフォルト危機に直面。この事件は、投資家
たちに、比較的安全だと思われている不動産企業ですら、いつデフォルトに陥るか
わからないというリスクがあることに気づかせた。

■中国当局からの「5月4日のメッセージ」
ロイターが内部関係者から取材したところによれば、融創はまさに対外債務の再編を
進めているところで、支払い期限を延期したのだという。

融創の売り上げは中国不動産業界第三位。国有企業からの戦略投資についても目
下相談中だという。