明里(井川遥)は、お見合い相手から「結婚したら明里さんのことはパートナーって呼ばせてください。『うちの嫁』って呼ぶ人、僕苦手なんですよね」と告げられる。
明里は彼のことを紳士だと思いながらも、どこか違和感を感じていた。

別の日、お見合い相手とタクシーに乗っていた明里。彼は「美人すぎる女医って明里さんみたいな人のことを言うんですね。内面的にも外面的にも」と明里を表現した。
ちょうどそのとき、ラジオから林太郎の声が聞こえる。そのラジオの話のテーマは「女性配偶者の呼び方」。林太郎は「本来、奥さんというのは大きな家で奥の部屋を取り仕切る責任者という、
敬意を込めた呼び名だったんですね。それがだんだんこう、奥に追いやられていくようなイメージに変わっていったんです」と説明しているところだった。

明里はラジオに耳を傾け、林太郎の話に聞き入る。DJから「女性配偶者をなんと呼ぶのがふさわしいと思います?」と聞かれた林太郎は「ふさわしい? なんでもいいんじゃないですかね」と回答。
林太郎は「相手への敬意があって、呼ばれる方がそれでよしとするならば奥さんでもパートナーでも。どんな言葉でも敬意がないと相手に失礼ですし、ふさわしいと他者が押しつけるのも傲慢かと」と続けた。

明里は林太郎の話を聞いて「そういうことか」と納得し、お見合い相手に「なんて呼ばれても構わないんですけど、その美人すぎる女医っていうのはちょっとうれしくないですね」と告げて、タクシーを降りるのだった。

林太郎が語った“女性配偶者の呼び方”についてネットでは「その通りだよね」「考え方が素敵」「ウルッとしちゃった」「素敵だった」「好きな人の愛情こもった呼び方ならなんでも良いよな」「言葉の選び方が素敵」などの反響が集まった。

https://news.yahoo.co.jp/articles/8cc11267157f5660795645344440efef51ee4ac0